牧師 松矢龍造
イエス様についての五つの証言があります。第一に、バプテスマのヨハネの証言です。真理とはイエス・キリストのことです。ヨハネはイエス様に対して何度も証しして来ました。第二の証言は、イエス様がなされた業です。原文では奇跡とも訳せます。イエス様のなさった、しるし、業、奇跡は、イエス様の内に、神様の臨在と力があるから奇跡と業がなされたのです。第三に、父なる神様の証言です。イエス様が洗礼を授けられた時です。「『あなたはわたしの愛する子わたしの心に適う者』という声が、天から聞こえた。」第四に、聖書がイエス様のことを証言しています。第五に、モーセによる証言です。加えてヨハネによる福音書の後の方に出てきます。それは御聖霊なる神様が、真理なるキリストを証しされるということです。それでは、私たちは、イエス様についての、五つないし六つの証言を受けて、どのように応答すればよいのでしょうか。一つ目に、神様の御心は、常に良いものであり、神様の愛は終わることもなく変わることもないことを、いつも覚えよということです。
二つ目に、唯一の神様からの誉れを受けて、神様を愛することです。心を尽くして主なる神様を愛することは、人間の本分です。三つ目に、神様が、ご聖霊を通して、私たちに語ってくださらなければ、私たちには分からないということです。ですから祈ってご聖霊の働きに預かりながら、神の言葉である聖書を日々受け留めることです。四つ目に、聖書を通してキリストによる永遠の命の希望に生かされ、死を解決することが出来る平安があることを証言することです。五つ目に、ご聖霊によって、主イエス様の証し人となり、隣人にもご聖霊の働きが与えられるように祈り続けることです。そして6つ目を加えるなら、ご聖霊の愛の実を頂いて、隣人を自分と同じように愛することです。最後にインドの女性の宣教師であったエミー・カーマイケルの「愛の人に」という祈りです。「イエス様は、傷ついた葦を、いやす御方、忍耐強く、愛を注いでくださる御方。わたしの隣人はこの愛を必要としているのです。わたしを愛の人にしてください。この傷んだ葦が、ふたたび、あなたの調べを奏でるために。おお主よ、わたしを真の愛の人にしてください。くすぶる燈心に火をともしてくださる御方。燃えるような愛を、注いでくださる御方。あなたのしもべに、欠けているものを、お与えください。この弱々しい燈心が、生き返り、あなたに向かって燃え立つために。おお主よ、わたしを真の愛の人にしてください。」
Comments