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0423先週の講壇_ヨハネによ福音書 19 章 16b~27 節「ゴルゴタの丘での十字架へ」

  • 執筆者の写真: CPC K
    CPC K
  • 2023年5月17日
  • 読了時間: 3分

牧師 松矢龍造


ユダヤ当局は、あえて二人の盗賊の間にイエス様を真ん中にして十字架につけました。それはイエス様が、一番の罪人であると見えるような演出です。しかし、霊的には主イエス様に対する信仰的な態度によって、救いと滅びに分かれることの示しではないでしょうか。

罪状書きが、当時使われていた代表的な言語である、ヘブライ語、ラテン語、ギリシア語で

書かれました。それは多くの人々が読める為でした。加えてヘブライ語は宗教を代表する言語。またラテン語はローマの権力と政治を代表する言語。そしてギリシア語は文化と学問を代表する言語です。この後、世界の全ての方面において、主が王の王、主の主となられることが暗示されています。そしてもう一つヘブライ語はユダヤ人を示し、ギリシア語は異邦人を示しラテン語は全人類を示し、主イエス様は全ての人類の王の王、主の主と受け留めることも出来ます。旧約時代、一枚織りの下着を身につけていたのは大祭司でした。使徒ヨハネは、ここでも主イエス様が、真の神の大祭司であることを強調しているのでしょう。そしておそらく、この一枚織りの下着は、母マリアからの贈り物であっただろうと言われています。イエス様の着ていた服を取り、四つに分けたとありますから、兵士たちは四人であったでしょう。それに対して、ここで婦人の弟子たちが対比されるように四人の名が記されています。四人の兵士たちの無知と不信仰に対して、四人の女性の弟子たちの敬虔と献身の姿が対比されています。女性の弟子たちが、信仰と愛の故に、危険を冒しでも、十字架の真下にいたのです。世界中の教会において、敬虔で信仰深い女性たちが、主の宣教において用いられて来ました。十字架で息を引き取る寸前の極限状況の中で、主イエス様は母マリアを気遣いました。そして母のことを「婦人よ」と呼んで、「母」と言ったら、危険が及ぶことをも気遣い、愛弟子ヨハネに、母を託しました。そしてキリストに対する関係を基礎において、新しい霊的な神の家族の関係で生きなさいと、全人類へのメッセージではないでしょうか。教会内の主にある一致から、さらに外に向けて、全人類に向けて、キリストにあって、神の家族となるように。そこに真実に世界平和への道が示されているのではないでしょうか。

イエス様の十字架は、一つは、イエス様の十字架は私たちの罪の身代わりとして死を意味しています。またイエス様の十字架は、全てのマイナスが、イエス様によって、プラスとなり、万事益とされるということです。そして三つ目に、イエス様の十字架は、私たちが、自分の十字架を負い、主に従うことの大切さを示しています。自分の十字架を負うとは、神様の御心に従った時に受ける苦難のことです。主イエス様の犠牲の愛に答え、ご聖霊の力を頂いて、主イエス様を信じ、主の恵みに生かされ、自分の十字架を負って、主イエス様の後に、従って行きませんか。

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