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2012.7.18『先週の講壇』ヨハネの黙示録16 章12~21 節「神様の世界審判とハルマゲドン」

牧師 松矢龍造


ハルマゲドンを巡って二つの説があります。一つは、文字通りハル・メギドという地で神様

の勢力と、反キリストの勢力が戦うという説です。そしてもう一つの説は、ある特定の場所のことではなく、世界的な規模の反抗との戦のことをハルマゲドンと呼んでいるという説です。

どちららであるのか分かりかねます。しかしいずれにせよ、創造主なる神様の勢力と、反キリストの勢力との最終的な戦いがあり、そして神様の勢力が勝利して、世の終末が完了するということです。迫害の世にあって、無敵を誇るかのように見えるサタンの同盟軍の前で、無力に見える神の僕たちに対して、ハルマゲドンにおける神の民の勝利の預言は、大いなる励ましを与える御言葉です。

竜とは悪魔のことであり、獣とは、反キリストの勢力であり、これに偽預言者が加わると、

悪の三位一体となります。これら悪の三位一体の口から、蛙のような汚れた三つの霊が出て来るのを見たとあります。古代において、蛙は嘘をついて人を騙す能力を持つと考えられていました。三つの霊とありますのは、完全数の一つ3ですから、これ以上ないほどの偽りの霊ということになります。勝ち目がない戦いなのに、地上の王たちを欺いて、神の民の勢力と、大いなる最後の戦をする日に備えて、招集するために出て行きます。主イエス様の再臨は、盗人のように、突然来ると言われています。

「衣を身につける」とありますが、衣とはキリストを信じる信仰のことであり、キリストの義の衣を、信仰によって身につける人は、さばきと滅びを見ることはありません。大バビロンは、初代教会の時代では、ローマ帝国のことであり、その国が三つに引き裂かれるとは、完全な破滅の象徴です。一タラントンの重さの大粒の雹とは30㎏前後巨大な雹であり、かつて見たことがないほどの大きな地震と共に、人々の上に降るとあります。この裁きを受けても、悔い改めて、真の主なる神様のもとに立ち帰ることなく、むしろ神様を冒涜して、神様の名を汚し、侮辱的な言葉を浴びせるというのです。かつてエジプトにも大きな雹の災害がありました。しかもエジプトの王パロも、心を頑なにしました。今、神様に立ち帰ることが大切です。神様の警告を返し無視していると、そのうちに神様の声が聞こえなくなってしまいます。しかし主の民は、たとえ天変地異が起きても恐れません。神の民は、永遠に立ちます。

今見える反キリストの勢力が、いかに大きく見えても、御聖霊よって神様の力を受けて、勇

気を出して行きませんか。主の勢力の勝利は確かであり、悪の勢力の負けは明らかになります。そしてもし地上で裁かれた人がいるなら、神様を冒涜するのではなく、悔い改めて主に立ち帰り、勝利の列に加えられる側になり、執り成してゆく側になりませんか。

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