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2021.6.23 ヨシュア記14 章8 節『主の約束と力を信じる信仰』

牧師 松矢龍造

皆さんは、イエス様を信じるようになってから何年になりますか。私は17 歳の12 月のク

リスマスの時に主イエス様を信じますと告白して祈ってから、45 年位になります。今まで

信じ続けてこられたのは、神様の恵みの他、何ものでもありません。

今日の聖書の御言葉は、カレブさんという人物が言った信仰の言葉です。カレブさんが

40 歳の時に言った言葉は、85 歳になった時も、まったく変わっていませんでした。「私は、私の神・主に従い通しました。」45 年の間、様々なことがあったと思います。時には、主なる神様の言葉は、信じられないと思うことが心に沸いたかもしれません。しかし疑いが起こるほどまで信じ切り、主イエス様に、全く自分の全てを明け渡して、信頼して従い続けたカレブさんです。

イスラエルの人々約250 万人位が、荒れ野から、約束の地であるカナンに入ろうとしてい

ました。その前に、主なる様が導かれようとしているカナンの土地を探りに行くことになり

ました。12 部族それぞれの代表が一人ずつ選ばれ、合計12 人で、カナンの地を偵察に行き

ました。

40 日間、偵察した12 人が、荒れ野の民のところに戻って来て、その地の果物を見せなが

らモーセさんに報告しました。12 人中10 人は言いました。「わたしたちは、あなたが遣わ

された地方に行ってきました。そこは乳と密の流れる所でした。これがその果物です。しか

し、その土地の住民は強く、町という町は城壁に囲まれ、大層大きく、しかもアナク人の子

孫さえ見かけました。」

アナク人とは、背が高く巨人で強い民として知られていました。この12 人中10 人の報告

を聞くと、民は恐れて、カナンの地に入ることはできないと思いました。これに対して、カ

レブは不安でつぶやいているイスラエルの民を静めて、指導者のモーセさんに進んで言いま

した。「断然カナンの地に上ってゆくべきです。そこを占領しましょう。」

しかし、彼と一緒に言った先の10 人の人達は言いました。「いや、あの民に向かって上っ

て行くのは不可能だ。彼らは、我々よりも強い」と言って、イスラエルの人々の間に、悪い

情報を流しました。「我々が偵察して来た土地は、そこに住み着みつこうとする者を、食い尽くすような土地だ。我々が見た民は皆、巨人だった。」

すると12 人の内二人、ヨシュアさんとカレブさんは、自分の着ている衣を引き裂いて、

イスラエルの民全体に訴えました。「我々が偵察して来た土地は、とてもすばらしい土地だ

った。もし我々が、主の御心に適うなら、主は我々を、あの土地に導き入れ、あの乳と密の

流れる土地を与えてくださるであろう。

ただ、主に背いてはならない。あなたたちは、そこの住民を恐れてはならない。彼らは、

我々の餌食にすぎない。彼らを守るものは離れ去り、主が我々と共におられる。彼らを恐れ

てはならない。」

しかしイスラエルの民は、ヨシュアさんとカレブさんに反対して、石で打ち殺せと言いま

した。すると創造主なる神様は、臨在の幕屋で、イスラエルの民に現れて、モーセさんを通

して言われました。「この民は、いつまで、わたしを侮るのか。彼らの間で行ったすべての

しるしを無視し、いつまで私を信じないのか。わたしは、疫病で彼らを打ち、彼らを捨て、

あなたを彼らよりも強大な国民としよう。」

今まで紅海の海が左右に分かれて、乾いた土地を行くようにイスラエル民は渡り終え、追

って来たエジプト軍は、皆海に沈んだ奇跡を見て来ました。また昼は雲の柱、夜は火の柱に

よって、荒れ野のイスラエル民を守り、導いて来られたことも忘れています。そしてマナと

いうパンやウズラの肉、そして荒れ野で水が湧くという奇跡を見て来ました。それなのに、

創造主なる神様を、信じ切れずにいたイスラエルの民でした。その結果、ヨシュアさんとカレブさん以外の20 歳以上の民は、カナンの土地に入ることが出来ず、荒れ野で40 年の間に皆死んでしまいました。

後にカナンの土地に入れたのは、ヨシュアさんとカレブさんと、20 歳以下の人々だけで

した。そしてカレブさんは、カナンの土地に入ってからは、ヘブロンの土地を85 歳になっ

ても、戦いで勝ち取り、主に従い通しました。85 歳になっても、今も健やかで体力も信仰

も弱りませんでした。そして主の約束通り、土地を得ることができました。

カレブさんは、主が約束してくださったことを信じ続けました。主が共にいてくださるな

ら、主が約束どおりに、ヘブロンの地の人々を追い払うことが出来る。カレブさんが、約束

の地に入り、土地を得ることが出来たのは、カレブさんが、創造主なる神様に従い通したか

らです。これは個人の平安を求めるためではなく、主の約束を信じてのことでした。

私たちはどうでしょうか。私たちの敵とは、悪魔や悪霊や、私たちの内側にある悪しき面

の欲望や罪です。悪魔や悪霊や私たちの内なる悪しき面の欲望や罪には、自分の力だけでは、打ち勝つことが出来ません。主の約束を信じ続け、主の力によって、打ち勝つことができます。

ユ・ジンソという方が「最も確かな愛の証拠」ということでこんなことを言われていまし

た。「状況が思い通りにならないからといって、神様の愛を疑ってはなりません。疑うなら、サタンは、手を叩いて喜ぶでしょう。サタンが、最も忙しく動くのは、神様は自分を愛していないという偽りに、私たちが関心を向ける瞬間です。

サタンは、その瞬間を逃さず、偽りの考えや論理を送り込み、『神様が私を愛しているなら、こんな風になるはずはない』と私たちを欺くのです。また、私たちが神様の愛の前に出

ようとするたびに、サタンは神様を愛せない理由を思い浮かばせます。『神様は私を愛して

いない』『私は神様を愛せない存在だ』と思わせるのです。

そんなときは、神様の言葉なる聖書を見ましょう。そうすれば、聖書が喉をからすほど叫

んでいることが分かってきます。『違う。絶対にそんなことはない。神様はあなたを愛して

いる。その確かな証拠が主イエス様の十字架だ』と。神様は、私たちに愛される資格があっ

たから、御子を十字架につけられたのではありません。

罪に染まった私たちは、決して救われない存在ですが、それでも神様は私たちを愛し、ご

自分の御子を、私たちのために死なせてくださいました。ですから、私たちは、御言葉の中

から、神様の愛をもう一度しっかり見いださなければなりません。イエス様の十字架を見つ

め、私たちへ神様の愛を疑ってなりません。」

主にある愛する皆さん、私たちも、カレブのように、主と主の約束を生涯信じ続け、主に

聴き従ってゆきませんか。お祈り致します。

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